香港、多額の財政黒字も減税規模を330億香港ドルに縮小へ
【香港】香港の本年度の財政収支は大幅な黒字になる見通しだが、曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官は27日、所得税および固定資産税の減税規模を縮小した。
同長官はこの日の予算演説で、景気浮揚に向けて330億香港ドル(以下「ドル」)相当の減税を実施すると明らかにした。この額は昨年度の800億ドルを大きく下回っている。同長官の新年度予算案の発表は今回で6度目。
曽氏は土地売却や不動産取引にかかわる税収の増加を理由に、本年度(2012年4月~13年3月)の財政収支の見通しを649億ドルの黒字と、34億ドルの赤字としていた政府の当初見通しから大幅に上方修正した。今年の財政黒字は、香港の財政準備を総額7340億ドルに押し上げる見通しだ。
曽氏はこの日、13年の香港の域内総生産(GDP)伸び率が1.5~3.5%と、12年の1.4%を上回るとの見通しを示した。
曽氏は予算演説で、個人所得税を本年度限り1人につき1万ドルまで減税すると明らかにした。
上限を昨年の同1万2000ドルから引き下げた。
香港当局は4月に始まる来年度について、一種の固定資産税の資産1件当たりの上限を四半期当たり1500ドルに設定した。同氏は電力料金にかかわる補助金を交付することも明らかにした。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324432404578331310360571452.html
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